今回紹介する本 “プロフェッショナル” 100人の流儀ではこういった方にオススメです。
成功者かぁ。なれたらいいなぁ。
そういえば、成功者ってどんな考えで行動しているんだろう?
世の中には成功者の自伝とかいっぱいあるけど、一人だけの考え方を知っても自分に当てはまるとは限らないし、偏ってそう…。
なんかこう…もっと多くの成功者の考え方が知れる本って無いのかな?
この本も前回の「一日一話(鍵山秀三郎)」と同じく、前職の会社で朝礼用に配られた本です。
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どんな内容?
5つの場面
・学ぶ
・壁にぶつかった時
・仕事の現場
・リーダーの条件
・成功への道
における計100個の考え方を知ることができる本です。
例えば第1章「学ぶ」では15人の成功者が1個ずつ考えを述べています。第2章「壁にぶつかった時」ではまた別の成功者24人が1個ずつ考えを述べています。
また、この本で考え方を述べているのはスポーツ、芸術、学者、経営者など成功者のジャンルは様々です。スポーツでの考え方を経営に活かす。芸術家の考えを普段の仕事で活かす…といった応用ができる可能性もあります。
成功者は何を考えているのか?1つのジャンルの1人だけではなく、様々なジャンルの複数人の考えを知りたいという方にオススメな一冊です。
学ぶ
ここでは15人の成功者の考え方を知ることができます。
「学ぶ」ことはいつの時代でも、どんな場所でも必要です。学ぶことをしなくなった時、どんな生物も成長は止まってしまいます。そんな「学ぶ」ことに関して成功者はどういう考えを持っているのか?
1人の考え方を紹介します。
教えてもらったことは忘れる
「プロフェッショナル100人の流儀」 8ページ
自分が盗んだものは忘れない
本来はこの下に詳しい解説や自分の体験談などの説明文が来るのですが、この記事では以降も省きます。
この考え方を私なりに解釈すると「人間は自分の意志で行動しないと覚えない」となりました。
こんな経験がありませんか?
TVや本で何かの知識を得て「へー」で終わる時と「ちょっと試してみよう」と行動した時。どちらが記憶に残りましたか?当然、行動したほうが忘れなかったですよね。
では他人にやれと言われたときはどうなのか?
このやり方だと、その瞬間ややる必要があるときは覚えられます。しかし、やる必要がなくなった瞬間に行動しなくなります。その代表例がパーソナルジムです。
パーソナルジムでは激しい運動と制限された食生活を強制されます。一定期間はお金を支払ったので継続しますが、終了後は無理やり節制させられた反動でドカ食い&運動をしなくなることでリバウンド。よく聞く話ではありませんか?
これらをまとめて「自分の意志で行動する」ことが得た知識を自分のスキルとして身につけることに繋がるのだと解釈しました。
壁にぶつかった時
人間生きていると、いつかは壁にぶつかるものです。この壁を越えられるかが成功の分かれ道…ということはよくあることです。ここでは24人の成功者が考えを述べています。そのうちの一人はこう語っています。
意志の範囲にあることはいいわけをしないで、自分でやる。
「プロフェッショナル100人の流儀」 29ページ
意志の範囲にないことは、問題にもしない。
心を動かさない。
例えば、災害は人間の意志ではどうすることもできません。しかし災害情報を集める、被害が出ないように対策をする、避難の準備をするといった部分は人間の意志でどうにかできます。その対策をするしないは各人の責任です。できることをしないで他人のせいにすることはできません。
これは仕事でも同じで、他人の考えや行動を自分の意志でコントロールすることはできません。しかし「こういう考え方もある」「こういう事例があった」という相手の考えや行動を変えるであろう情報を提供することは自分の意志でできます。それでも相手が望んだ行動をしてくれるかは相手次第です。
一言で言うなら「人事を尽くして天命を待つ」ということです。
仕事の現場
成功と仕事は切り離すことができません。仕事で結果を出し続けることができなければ、あっという間に成功者ではなくなってしまいます。そんな仕事に関する考え方を23人が表明しています。
そのうちの1人、王貞治さんの言葉です。
プロは絶対にミスをしてはいけない
「プロフェッショナル100人の流儀」 73ページ
説明文にも例えがあるのですが、武士は1つのミスで命を落とします。「ミスっちゃったテヘペロ」=死です。時代は違えど、そういう意気込みで仕事に向き合っているかがプロとアマの違い。と述べられています。
リーダーの条件
人々の先頭に立ち、向かうべき場所を指し示す人。それがリーダーです。よほど特殊な業界や一人でフリーランスをしない限り必ず部下や後輩、弟子といった人を指導する立場になります。
そんな「リーダー」について14人が意見を出しています。そのうちの1つがこちら。
リーダーは願望でなく決意しろ
「プロフェッショナル100人の流儀」 79ページ
「大会で優勝できればいいなぁ」
と言うリーダーと
「絶対に大会で優勝する!」
と言うリーダー。
どちらが優勝できそうか、どちらのリーダーに付いていきたいか?こう問われたら「絶対に!」というリーダーが選ばれますよね?意気込みという熱量が桁違いです。当然、考え方や行動量も違ってきます。
現在、誰かを従えている皆さん。この「決意」という熱がありますか?
成功への道
最後の章です。
人生や仕事で成功するための考え方が24個紹介されています。
すぐに行動に移す
「プロフェッショナル100人の流儀」 97ページ
ーーこれは人の一生の運命を左右するほど重大な能力である
この一文ではすぐに行動することの重要さのみを語っているようにも見えます。
説明文ではそれに加えて「やり抜くこと」にも言及されています。なんなら「やり抜くこと」の方が重要とさえ言っているようにも受け取れます。
現代で分かりやすい例が副業ですかね。
「youtubeは今からやっても遅い」「ブログはオワコン」「~は稼げない」…
どれもこれも一回はやってみなければ分からないし、継続しなければ収益は発生しません。
諸説ありますが、何かに挑戦する人は1~5%。そこから継続できる人はさらに1~5%と言われています。つまり1万人に1~25人しか、何かを継続させることができないということです。
逆に言えば、何かに挑戦して継続させるだけで1万人に数人の人材になることができるということです。こう考えると「人の一生の運命を左右するほど重大な能力」という主張も決して大げさな表現ではないと言えます。
感想
前回紹介した本と同じく、どういう意味なのか?何を伝えたいのか?を自分の頭で考えなければならないタイプの本でした。1つの考え方でも100人いれば100通りの解釈ができますし、自分の置かれている立場や状況が変われば考え方も変わります。
そういった意味で「プロフェッショナル100人の流儀」も3年後、5年後に読み返したときの考え方の変化を楽しむ本だと言えます。
前回との違いはやはり「1人だけの考え方」か「複数人の考え方」かです。個人的には複数人の考え方を参考にする方がいいと考えています。同じ状況でも考え方は人それぞれですし、今回みたいにいろんな状況での考え方を知ることができるからです。
つまり、狭く深く知りたいなら「一日一話(鍵山秀三郎)」。
浅く広く知りたいなら今回紹介した「プロフェッショナル100人の流儀」ということになります。
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まとめ
今回紹介したのは「プロフェッショナル100人の流儀」でした。他の人(業界)の考え方も知りたいという方はぜひご購入を。
この記事では
・学ぶ
・壁にぶつかった時
・仕事の現場
・リーダーの条件
・成功への道
の5つの章に分かれている「プロフェッショナル100人の流儀」を1章につき1個の考え方を紹介しました。
自分の今の状況ではどんな考え方が参考になるのか、今後の人生で参考になりそうな考え方は?といった自分の頭で考える事が多い
では良き読書ライフを。
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